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フィラリア症(犬糸状虫)
蚊の媒介により犬の心臓や肺血管に寄生する虫の名前です。もともと蚊が感染子虫(ミクロフィラリア)をもっているわけではなく、感染している犬を吸血することにより蚊の体内に子虫が入りこみます。
フィラリア成虫は体長12〜30センチ、太さ1〜2ミリ、乳白色、そうめん状をしています。
フィラリア幼虫(ミクロフィラリア)は体長300ミクロン、太さ6ミクロンで、これが吸血の際、犬の体内へ侵入、成長し心臓、肺血管に寄生します。フィラリア成虫は卵を生まず、子虫を直接生みます。
●疲れやすくなり、運動や散歩をいやがる。
ゼーゼーした咳、乾いた咳をする。
腹囲が大きくなってくる。(肝臓の肥大、腹水)
肺動脈の塞栓による血尿、血をはく。
●失神することがある。
フィラリア成虫に対しては、摘出手術と内服薬で駆除する方法があります。
<感染経路>
@感染犬の体内にはフィラリア成虫と子虫(ミクロフィラリア)がいます。

Aミクロフィラリアは蚊の吸血の際、蚊の体内に入り、
約2週間後感染能力のある感染幼虫に成長します。
その蚊が別の犬を吸血し、さらに感染します。

B2〜3ヶ月後2センチ程まで成長し、血管に侵入し心臓や肺血管に寄生し、
3〜4ヶ月後、成虫となり子虫を産みます。
<予防と駆除>
フィラリア症の予防薬は「駆虫薬」です。
病気になる前に抵抗力をつけるワクチンとは違います。
蚊に刺されなくしたり、感染自体を予防することはできず、感染した子虫を駆除することになります。
感染しても、血管や心臓に入る前に駆除しているのです。
血管や心臓に入ってしまった幼虫に対しては効果はありません。
予防時期は地域、家庭環境、毎年の気温によって異なりますが、5月〜11月にかけて投薬するとよいでしょうが、かかりつけの獣医さんと相談してください。
予防薬は毎月1回口から飲ませる薬が一般的ですが、皮膚に直接つけるスポットタイプや、1回の接種で6カ月間予防できる注射もあります。
注射の適用は生後6ヶ月齢以上(大型犬では8ヶ月齢以上、超大型犬では10ヶ月齢以上)です。


<外部寄生虫病>
種類 病名
ミミヒゼンダニ
センコウヒゼンダニ
ニキビダニ
ツメダニ
耳疥癬
疥癬
毛包虫症
ツメダニ症
ノミ ノミアレルギー性皮膚炎
犬条虫症
<内部寄生虫病
経口感染 感染犬の排泄物、唾液から感染
経皮、経粘膜感染 皮膚や粘膜を通して感染
胎盤感染 母犬から胎盤を通して感染
経乳感染 母犬の母乳を飲むことによる感染
主な病気
病名 感染経路 症状 症状