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狼のボディランゲージの中には「カット・オフ・シグナル(断ち切りの信号)」なるものがあります。これはボディランゲージを使って他の狼の攻撃性を断ち切ることから命名されました。それは狼特有であり、犬には当てはまらないと思われていました。


1990年に入ってわんちゃん達が群れの統制を保つ為、本能的に体を使った合図を送りコミュニケーションを行っている事が分かってきました。
わんちゃんのボディ・ランゲージの事をカーミング・シグナルと呼んでいます。わんちゃん自身がストレスや恐怖や不安を感じた時、いろんなシグナルを用いて、自分や周りを落ち着かせ、群れの安定を図ろうとします。


この、カーミング・シグナルをうまく利用して我々人間とわんちゃんのコミュニケーションを図ったり、しつけに応用できたりもするんです!!
是非、使ってみたいと思いますよね!



<興奮した相手を落ち着かせる方法>

わんちゃんに警戒されてガウガウ吠えられる事がありますよね?
そんな時には相手の興奮を抑えるために幾つかの方法が有ります。

1.わんちゃんに背を向けたり、視線をそらしたりします。
  
背中を向ける事で「私に攻撃の意思は有りませんよ!」と伝える事が出来ます。また、正面から視線を合わせた場合には、わんちゃんが威嚇されていると感じてしまいますので、視線をそらす事で敵意が無い事を伝えられます。

2.ゆっくりとした動作や止まってあげます。

こうする事により恐怖を感じている犬に与える刺激を少なくします。
声は静かにゆっくり掛けてあげます。

3.座る事

先に座るかしゃがむ行為を行う事で、威圧感がなくなりますのでわんちゃんが次第に落ち着きを取り戻します。

4.あくびをする。

あくびをしてあげる事で、緊張や不安を取り除いて上げる事が出来ます。また、興奮している相手に「あくび」をしてあげると落ち着いてくれます。


<わんちゃんの行動から分かる事!>

まず、見知らぬわんちゃん同士が道ですれ違う時にカーブを描くようにしてすれ違うのには「敵意はありませんよ」と言う合図を送っているのです。狭い道などでカーブを描く事が出来ない場合には飼い主が間に入ってわんちゃんの視線を外に向けてあげましょう!

シャンプーした後に体をブンブン振りますよね、その行為を身体が濡れてもいないのに行っている時は、不安や緊張、恐怖を感じている時です。

見知らぬ人やわんちゃんが近付いてきた場合に床や地面の匂いを嗅ぐのも、敵意が無い事を相手に伝えるシグナルです。

人間同士やわんちゃん同士が接近していると、間に入ってきます。この動作には争い事を避ける為のシグナルが含まれているのです。

鼻をペロペロ舐める行為は、自分を落ち着かせようとしているシグナルです。

これらの「カーミング・シグナル」を知っておくと、わんちゃんがどんな気持ちでいるのか、また私たちからわんちゃんに伝えたい事が有る場合にも利用出来ますね!

なかには、日常生活で行う行為もありますので、シグナルかシグナルでは無いかの区別は、飼い主が良く接したり自分のわんちゃんの性格を理解する事で違いが分かってくると思います!
不安を感じていることを伝えるシグナル 顔を背ける
地面を嗅ぐ
自分の鼻を舐める
体を振る
敵意がないことを伝えるシグナル 静止、ゆっくりした動作
頭をさげたお辞儀の姿勢。
座る
カーブを描いてすれ違う
相手を落ち着かせるシグナル あくび
間に割って入る
体を背ける
伏せる